【価格】

130 心臓手術用カテーテル
(1) 経皮的冠動脈形成術用カテーテル
① 一般型45,400円
② インフュージョン型154,000円
③ パーフュージョン型147,000円
④ カッティング型126,000円
⑤ スリッピング防止型110,000円
⑥ 再狭窄抑制型170,000円
(2) 冠動脈狭窄部貫通用カテーテル39,800円
(3) 冠動脈用ステントセット
① 一般型125,000円
② 救急処置型291,000円
③ 再狭窄抑制型193,000円
④ 生体吸収・再狭窄抑制型 244,000円 (承認番号22800BZX00406000、H30.4~H32.3)244,000円
(4) 特殊カテーテル211,000円
(5) 弁拡張用カテーテル148,000円
(6) 心房中隔欠損作成術用カテーテル
① バルーン型25,900円
② ブレード型206,000円


【留意】

(1 ) 心臓手術用カテーテルに併用されるガイドワイヤー等の特定保険医療材料は
別途算定できる。
(2 ) 経皮的冠動脈形成術用カテーテル・再狭窄抑制型は、冠動脈ステント内再狭
窄病変に対して使用された場合に限り算定できる。
(3 ) 特定保険医療材料以外の保険医療材料であって心臓手術用カテーテルに併用
されるもの( 三方活栓、延長チューブ、インデフレーター等) は算定できない。
(4) 冠動脈用ステントセット・救急処置型は、対象血管内径2 . 7 5 m mから5 . 0 m mの冠
動脈又は伏在静脈グラフトに穿孔が生じ、心嚢内への止血が困難な血液漏出が
ある患者に対する救命の為の緊急処置に使用された場合のみ算定できる。
(5 ) 冠動脈用ステントセット・救急処置型は、本医療材料による処置が不成功と
なった場合に適切な処置が行えるよう、心臓外科的処置のできる施設若しくは
近隣の医療機関との連携により緊急事態に対応できる施設で使用された場合の
み算定できる。
(6 ) 冠動脈用ステントセット・救急処置型は、血管造影法、経皮的冠動脈形成術
及び経皮的冠動脈ステント留置術に熟練し、かつ、本医療材料を用いた手技に
関する所定の研修を修了した医師が使用すること。
(7 ) 冠動脈狭窄部貫通用カテーテルは慢性完全狭窄症例や冠動脈完全閉塞の急性
心筋梗塞等ガイドワイヤー通過困難な症例において、経皮的冠動脈形成術の施
行時に使用した場合に算定できる。
(8 ) 特殊カテーテルのうち、高速回転式経皮経管アテレクトミーカテーテルの材
料価格には、同時に使用されるモータードライブユニット等( アドバンサー、
カッターカテーテル、止血弁等) の費用が含まれ別に算定できない。


【定義】

(1) 心臓手術用カテーテルの機能区分の考え方
術式、使用目的、構造により経皮的冠動脈形成術用カテーテル( 6 区分) 、冠動脈
狭窄部貫通用カテーテル( 1 区分) 、冠動脈用ステントセット( 4 区分) 、特殊カテ
ーテル( 1 区分) 、弁拡張用カテーテル( 1 区分) 及び心房中隔欠損作成術用カテー
テル( 2 区分) の合計1 5区分に区分する。
(2) 経皮的冠動脈形成術用カテーテル
① 定義
次のいずれにも該当すること。
ア薬事承認又は認証上、類別が「機械器具( 51) 医療用嘴管及び体液誘導管」で
あって、一般的名称が「バルーン拡張式血管形成術用カテーテル」、「冠血管向
けバルーン拡張式血管形成術用カテーテル」、「バルーン拡張式冠動脈灌流型血
管形成術用カテーテル」又は「冠動脈向け注入用カテーテル」であること。
イ経皮的冠動脈形成術を実施するに際し、冠動脈の狭窄部を拡張する目的で使用
するバルーンカテーテルであること。
ウ冠動脈狭窄部貫通用カテーテルに該当しないこと。
② 機能区分の考え方
使用目的により、一般型、インフュージョン型、パーフュージョン型、カッティ
ング型、スリッピング防止型及び再狭窄抑制型の合計6 区分に区分する。
③ 機能区分の定義
ア一般型
イからカまでに該当しない経皮的冠動脈形成術用カテーテルであること。
イインフュージョン型
末梢塞栓の可能性のある血栓性病変のある患者等に対し、経皮的冠動脈形成術
の実施中に、バルーン部分の周辺に薬剤投与を行うことを目的に使用するカテー
テルであること。
ウパーフュージョン型
広い血液灌流域をもつ冠動脈に病変のある患者等に対し、経皮的冠動脈形成術
のバルーン拡張時に、冠血流の確保又は血管穿孔に対する血液漏出の一時的な封
止を目的に使用するカテーテルであること。
エカッティング型
高圧をかけることが困難な血管分岐部に病変のある患者等に対し、切開と同時
の拡張を目的に使用する、バルーンに刃を有するカテーテルであること。
オスリッピング防止型
一般型バルーンカテーテルではスリッピングを起こして十分な拡張が得られな
いと想定される病変のある患者等に対し、経皮的冠動脈形成術の血管内狭窄部の
拡張及びステント留置直後の拡張を目的に使用する、バルーン部にスリッピング
を防止する構造を有するカテーテルであること。
カ再狭窄抑制型
冠動脈ステント内再狭窄病変、又は対照血管径が3. 0mm未満の新規冠動脈病変
のある患者に対し、経皮的冠動脈形成術のバルーン拡張時に、バルーンに塗布さ
れている薬剤を血管内壁に吸収させることを目的に使用するカテーテルであるこ
と。
(3) 冠動脈狭窄部貫通用カテーテル
定義
次のいずれにも該当すること。
① 薬事承認又は認証上、類別が「機械器具( 51) 医療用嘴管及び体液誘導管」であ
って、一般的名称が「冠動脈貫通用カテーテル」又は「中心循環系マイクロカテー
テル」であること。
② 冠動脈完全閉塞などの狭窄部へのガイドワイヤーの通過が困難な患者に対し、経
皮的冠動脈形成術を実施するに際し、ガイドワイヤーの通過部を確保することを目
的に使用するカテーテルであること。
(4) 冠動脈用ステントセット
① 定義
次のいずれにも該当すること。
ア薬事承認又は認証上、類別が「機械器具( 7 ) 内臓機能代用器」であって、一
般的名称が「心血管用ステント」、「冠動脈ステント」、「冠動脈用ステントグ
ラフト」又は「吸収性冠動脈ステント」であること。
イ経皮的冠動脈ステント留置術を実施するに際し、血管内腔の確保を目的に病変
部に挿入留置して使用するステントセット( デリバリーシステムを含む。) 、又
は冠動脈等の穿孔部の救急処置を目的に、経皮的に病変部に挿入留置して使用す
るステントグラフトセット( デリバリーシステムを含む。) であること。
② 機能区分の考え方
ステントの構造及び使用目的により、一般型、救急処置型、再狭窄抑制型及び生
体吸収・再狭窄抑制型の合計4 区分に区分する。
③ 機能区分の定義
ア一般型
イ、ウ、エ以外のものであること。
イ救急処置型
冠動脈等の穿孔部の救急処置を目的に、経皮的に病変部に挿入留置して使用す
るステントグラフトセット( デリバリーシステムを含む。) であること。
ウ再狭窄抑制型
薬剤による再狭窄抑制のための機能を有し、血管内腔の確保を目的に病変部に
挿入留置して使用するステントセット( デリバリーシステムを含む。) であって、
エ以外のものであること。
エ生体吸収・再狭窄抑制型
薬剤による再狭窄抑制のための機能を有し、血管内腔の確保を目的に病変部に
挿入留置して使用する生体吸収材料製ステントセット( デリバリーシステムを含
む。) であること。
(5) 特殊カテーテル
定義
次のうち、① から③ までのいずれにも該当すること、① 及び④ のいずれにも該当す
ること又は① 、⑤ 及び⑥ のいずれにも該当すること。
① 薬事承認又は認証上、類別が「機械器具( 51) 医療用嘴管及び体液誘導管」であ
って、一般的名称が「アテローム切除アブレーション式血管形成術用カテーテル」、
「アテローム切除型血管形成術用カテーテル」又は「レーザ式血管形成術用カテー
テル」であること。
② 経皮的冠動脈形成術( 高速回転式経皮経管アテレクトミーカテーテルによるも
の) を実施するに際し、冠動脈内のアテローム塊又は石灰化した狭窄病変の切除を
目的に冠動脈内に挿入して使用するカテーテル( アドバンサーを含む。) であるこ
と。
③ 高速回転をする先端バーにより、狭窄病変を切除するものであって、アテローム
塊等を体外に除去する必要がないものであること。
④ 経皮的冠動脈形成術が困難な病変に対して、冠動脈に挿入し、カテーテルの先端
から照射されるエキシマレーザによって動脈硬化組織を蒸散させ、冠動脈狭窄部を
開存させることを目的としたカテーテルであること。
⑤ 経皮的冠動脈粥腫切除術を実施するに際し、冠動脈内のアテローム塊等の切除を
目的に冠動脈内に挿入して使用するカテーテル( モータードライブ等の付属品を含
む) であること。
⑥ カテーテル先端近くの回転式カッターによりアテローム塊等を切除するものであ
って、カテーテルの先端部に切除塊を取り込む構造を有し、切除されたアテローム
塊等を体外に除去する機能を有するものであること。
(6) 弁拡張用カテーテル
定義
次のいずれにも該当すること。
① 薬事承認又は認証上、類別が「機械器具( 51) 医療用嘴管及び体液誘導管」であ
って、一般的名称が「バルーン拡張式弁形成術用カテーテル」であること。
② 狭窄した肺動脈弁、大動脈弁又は僧帽弁を拡張するため、又は経皮的大動脈弁置
換術における後拡張に使用するためのバルーンカテーテルであること。
(7) 心房中隔欠損作成術用カテーテル
① 定義
次のいずれにも該当すること。
ア薬事承認又は認証上、類別が「機械器具( 51) 医療用嘴管及び体液誘導管」で
あって、一般的名称が「中隔開口用カテーテル」であること。
イ大血管転位症等のチアノーゼ疾患における症状の改善・軽減を目的に、非開胸
的経静脈手技で心房中隔欠損作成術を実施する際に使用するカテーテルであるこ
と。
② 機能区分の考え方
構造及び使用方法により、バルーン型及びブレード型の合計2 区分に区分する。
③ 機能区分の定義
アバルーン型
心房中隔を裂開するためのバルーンを有するカテーテルであること。
イブレード型
先端に心房中隔を切開するための刃を有するカテーテルであること。